2010/03/01

冊子体の廃止と完全電子ジャーナル化

固定リンク | by:ejlabo
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はじめに

ここ数年ジャーナル出版費用の捻出に頭を悩ませているという話しをよく耳にします。
出版費用を抑えるために、冊子体の発行を止め、オンラインジャーナルのみとする検討を進めている学会も多いようです。
では、冊子体を廃止することでどのような影響があるのでしょうか?ここでは冊子体を廃止してオンラインのみとする場合のメリットについて紹介します。

冊子体を廃止するメリット

出版コストの削減

冊子体を廃止することにより、印刷費、送本費が不要になります。編集作業やオンラインジャーナルのデータ作成費用は残りますが、全体の出版コストは大きく削減されることになります。

ページ数や定期刊行の制約からの解放

オンラインジャーナルは冊子体と違い、定期刊行やページ数の制約に縛られません。
定期刊行では一定量の論文を確保する必要がありましたが、オンラインのみとした場合は採択となった論文から順に公開していくことも可能です。


冊子体を廃止せずに出版コストを削減する

出版コストは抑えたい、しかし冊子体は残したい、という目的を実現させる取り組みとして、年の終わりにその1年間の論文を全てまとめた冊子を発行するという方法を採用している学会もあります。
毎月や隔月に冊子を発行するよりも年間に1冊のみ発行するほうが出版コストを抑えることができます。
また、冊子体の発行を継続しながらも、定期刊行やページの制約に縛られないというメリットがあります。

一方で冊子体のメリットもあります。何気なく冊子体をパラパラとめくると、興味を引く論文に出くわすなど、紙媒体ならではの出会いもあります。

電子のみとするか、冊子体を発行するか、様々な状況から判断することになると思います。でじラボの情報がジャーナルの発行形態を検討されている皆様のお役に立つことができれば幸いです。



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