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2011/02/23

Editorial Manager開発元 Richard Wynne氏インタビュー

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-アリエスでのRichardの役割を教えてください。
Richard私がAriesで働き始めてからもう10年以上になります。現在は会社の販売、マーケティング、製品管理の責任者としての役割を担っています。世界中に配属されている私の部下と共に、素早く移り変わるジャーナルのニーズを追求する仕事を満喫しています。


-Editorial Managerを利用するジャーナルが増加している理由はなんですか?
Richard今日、Editorial Manager(以下EM)は4,000以上のジャーナル、100万人以上のユーザに利用いただいております。10年前にEM の仕事を始めた時は、EMを利用する学協会や出版社もなく、当然1件の投稿もありませんでした。今日、これほどまでに多くの方に利用いただいている理由として、EMは革新的で優れた機能を提供しているからだと考えております。また利用者が増えるに従ってAries社への信頼も深まってきています。EMを利用いただいている各ジャーナルが変わり行くマーケットニーズへ迅速に、コストをかけずに対応できるために、新機能の拡張を絶えず実施しております。毎年2回実施しているユーザミーティングを通して、お客様の要望を直接聞き、参考にしています。もちろん日々のユーザからの声にも耳を傾け、より良いシステムにしようと努力しています。

図1

-電子投稿システムを選択する際に大事なことは何ですか? 
Richard電子投稿審査システムの選定は簡単なことではありません。学協会は気まぐれなマーケティング、根拠のない見込みで選定をするべきではありません。ベンダから提供されている価値に細心の注意を払って選定をする必要があります。

    例えば;  
  • サービスの実績はどうか?  
  • 全ての画面において言語(日本語画面・英語画面)の切り替えが可能か?  
  • 現地サポート要因の知識(スキル)はどうか?  
  • ジャーナル事務局で必要となる作業量について、例えば、カスタマイズの頻度は?  
  • 本運用後、必ず発生する投稿票や査読票や自動リマインダー設定の変更に追加費用が発生しないか?また迅速な対応が可能か?  
  • 代替査読者が自動的に査読者に繰り上げされるか? 

実際の電子投稿システムの選定では、一般的に言われている要因よりも、上記で挙げた要因の方が重要となります。本運用に入った後に学会の方針の変更や投稿票のヒアリング項目が変わることも多々あります。設定を変更することは多いので、カスタマイズの追加料金や自由度は必ず考慮にいれなければなりません。


-EMのセキュリティについて教えてください。
RichardEMはグローバル企業、および知名度の高い学術団体にご利用いただいており、それら利用者からのセキュリティに対する要望のレベルは非常に高いです。我々は技術的、および人為的な脆弱性を追求した複数レベルにも及ぶセキュリティを採用しております。これらのプロトコルを立証することを目的に、定期的な監査、外部進入試験を実施しております。要望のあるカスタマーに対してはセキュリティ報告を実施しています。


-今後、EMはどうように進化していきますか?
Richard我々はジャーナルのワークフローを構成する制作工程管理を更に発展させ、機能を追加しています。例えば、システム外で対応したメールの情報を、原稿の”履歴”フォルダにドラッグして格納する機能を追加したことや、集計レポートファイルを添付したメールを自動的に送付できる機能を追加しました。これにより、レポートを取りに行くという必要はなくなります。更に、制作工程にかかるコストを下げるための試みの一つとして、著者の提出した参考文献をクリーニングし、 XMLを自動生成する機能を提供しました。中長期の計画としては、ソーシャルメディア、モバイル端末への統合を模索しています。


-日本語を含めた多言語対応について聞かせてください。
Richard今日、アトラスとのパートナーシップのおかげで、EMの日本語化が実現できました。他にも、フランス語、中国語(簡体字)やドイツ語のインターフェイスも作成しました。(対応言語数は今後更に増える予定です)。翻訳の実装に’トークン’という手法を採ることにより、システム上で複数言語への切り替えを可能にしております。これにより、同じジャーナル内で外国人であれば英語画面、日本人には日本語画面といったように、作業する人それぞれが言語を選択することが可能です。EMでは、各アイテムにセカンダリー・フィールドを付与させ、日本語、英語両方の名前によるタグ付けが出来るようにしております。我々はアトラスと共に、日本のユーザに対して正しい姓名表示を提供しています。


-アトラスの印象を聞かせてください。
Richardここではっきりと言いたいのは、日本の学協会はアトラスのような会社と働ける選択肢がありラッキーだということです。アトラスは非常に献身的であり、よく働き、すばらしい技術/サポートを提供しております。革新性について理解しており、今後の戦略を長いスパンで見ております。私はアトラスこそが日本で最もすばらしい電子投稿システムを提供できる会社であると確信しております。


-日本の学会にメッセージをお願いします。
Richard学術の世界は大変早いスピードで変貌しています。各学協会にとって、著者/査読者/編集者との良好な「関係」こそ、最も価値があり、重要視しなければならないことです。戦略的な観点からすると、各学会は本当に支援となるベンダや、手法を見極めて、実行することで、良好な「関係」を保持することに繋ります。


今回が2回目のアトラス訪問だったので、東京駅近くのホテルから弊社まで毎日徒歩でいらしてました。100円ショップや銭湯にも強い興味を示されており、非常に好奇心の強い方です。ノースロンドン出身ということもあり、またもやサッカー談義に花が咲きました。

カスタマーの方と直接対話する機会もあったのですが、日本のカスタマーのことを真剣に考えて、相談に乗っている姿が印象的です。我々もRichard氏と共に日本のカスタマーに喜んでもらえるように努めなければならないと、あらためて感じました。

ちなみに、今回のお土産はかっぱ橋で包丁を購入されていました。最近、外国の方に人気のお土産のようですね。



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