エアコンの取付けを自分でやる方法!時間や流れを徹底解説

エアコンの取付けを自分でやる方法!時間や流れを徹底解説

今回はエアコンを自分で取付ける方法を1から解説します!

エアコンは本体を購入したあとに取り付ける必要がありますが、一般的に工事業者に頼んで取り付けてもらうのには1〜2万円程度の費用が必要です。

すでに工事用の機材・部材を持っていてある程度機械・配管の心得がある方なら、自分で取り付けてしまえば安く仕上げられますよ。

エアコンを自分で取り付けて得する人・損する人

エアコンを自分で取り付けて得する人・損する人
取り付け方法の解説の前に、自分でやると業者よりおトクになるのか?調べておきましょう。

エアコンを自分で取り付けるには、機材・部材のレンタルや購入もろもろ含めてだいたい2万円くらいかかります。

機材(レンタル)
トルクレンチ
1,000円
電気ドリル
300円
コアドリル
2,000円
エアコンダクトカッター
3,400円
フレアツール(またはガス溶接機)
1,000円
真空ポンプ
1,000円
真空ゲージ(ゲージマニホールド)
(真空ポンプとセット)
リーマー
(フレアツールとセット)
パイプカッター
(フレアツールとセット)

機材(購入)
ドライバー(プラス・マイナス)
100円
ペンチ・ニッパー
1,000円
モンキーレンチ
100円
六角棒レンチ
100円
両口スパナ
100円
パイプベンダー
1,000円
ガス漏れ検知器
3,000円

部材(購入)
プラブロック(据置台)
200円
配管パイプ(被覆銅管ペアコイル)
3,000円
ドレンホース
400円
化粧カバー(スリムダクト)
500円
配管テープ
300円
貫通スリーブ
200円
配管用パテ
100円
渡り配線用の電線
200円
ボードアンカー
1,500円

費用合計
機材(レンタル)
8,700円
機材(購入)
5,400円
部材(購入)
6,400円
合計
20,200円

こういう感じで、機材や部材をいちから揃えるとだいたい2万円位かかるわけですが、業者に頼んだとしても相場は1台あたり1.5〜2万円くらい。

かかる手間や工事の不確実性なども考えると、自分でやったほうがむしろ損な可能性が高いです。

頑張ってエアコンを自分で取り付けても、損する人のほうが多いんです……

エアコンを自分で取り付けて得する人は?

エアコンを自分で取り付けて得する人は?
エアコンを自分で取り付けて得なのは、

  1. あらかじめ機材や部材を持っている人
  2. 2台以上取り付ける人

です。

それに加えて、ある程度機械や配管の心得があるといいでしょう。そういうのが苦手だという自覚がある方は、労力的にも、安全的にも自分でやるべきではないと思います。

自分でエアコンを取付ける方法・手順13!

自分でエアコンを取付ける方法・手順13!

基本的には業者に頼んだほうが安く上がります。自分で取り付けて得する人だけ一緒にやっていきましょう!

まずはエアコン取り付けに必要な機材・部材を揃える

まずは必要なアイテムを揃えます。
上でも紹介しましたが再度ご紹介します。

購入したほうがいいものと、レンタルしたほうが安いもので分けています。

機材(レンタル) 機材(購入) 部材(購入・消耗品)
トルクレンチ
ドライバー(プラス・マイナス)
プラブロック(据置台)
電気ドリル
ペンチ・ニッパー
配管パイプ(被覆銅管ペアコイル)
コアドリル
モンキーレンチ
ドレンホース
エアコンダクトカッター
六角棒レンチ
化粧カバー(スリムダクト)
フレアツール(またはガス溶接機)
両口スパナ
配管テープ
真空ポンプ
パイプベンダー
貫通スリーブ
真空ゲージ(ゲージマニホールド)
ガス漏れ検知器
配管用パテ
リーマー
渡り配線用の電線
パイプカッター
ボードアンカー

購入するものはホームセンターやAmazon等で購入できます。レンタルは、たとえばこういったサイトを利用してみてください。

すべて用意できてから次に進みましょう。

エアコン取り付けの方法①配管用の穴をあける

まずは壁に穴を開けます。
これが、室内機と室外機をつなぐ配管を通すための穴になりますよ。

賃貸や新築の場合、最低でもひとつはあらかじめ穴が空いている事が多いです。その穴を使うのがベストですが、もし穴がなかった場合は自分で開けましょう。

穴を開けるためには「コアドリル」という機材を使います。
コアドリルは住宅の壁の材質によって使い分ける必要があるので、レンタルの際は適切なものを用意しましょう。たいていは木造用・鉄骨用・コンクリート用・土用等で分かれています。

穴を開けたら、虫や雨風の侵入を防ぐ「貫通スリーブ」を穴に取り付けて完了です。

エアコン用の穴をあける際の注意点|傷つけないように注意して

家の壁に穴をあけるという作業ですが、なかなか難易度の高い作業です。

たとえば、壁の中にあった配線を切断してしまったり、ガス管を傷つけてしまうなど。そういった失敗をしてしまった場合は、別途専門業者に頼んで修理工事をしてもらわなければいけません。修理にはだいたい2〜3万円かかります。

壁の中に電線等の配線、梁、柱などがないかを慎重に調べて穴を開けましょう。

エアコン取り付けの方法②据付板を取り付ける

据付板とは、エアコンを壁に取り付けるために必要な背板のことです。
まず壁に据付板を取付け、据付板に引っ掛けるような形で室内機を取り付けます。

据付板を取り付ける位置ですが、先ほど開けた穴が右下・もしくは左下にくるように取付けます。逆に言うと、穴をあけるときもそのことに注意して位置を決める必要があります。

据付板は水平になるように取付けましょう。水平かどうかを図るには「水準計」が便利です。

据付板取付けの際の注意点|材質ごとに取付け方法が異なる

壁の材質ごとに据付板の取り付け方法が異なります。

木材
ネジを5本以上使って電動ドリルで固定
石膏ボード
傘式のボードアンカーで固定
土壁・じゅらく
壁に「縦桟」という細長い建具を設置後、取り付ける
しっくい
壁に合板の下地をつくり、その上に石膏ボードを貼ってから取り付ける
鉄筋コンクリート
据付板にグリップアンカーまたはオールアンカーを打ち、ボルトかナットで固定する

エアコン取り付けの方法③室内機を取り付ける

据付板に室内機を取付けます。

まず事前準備として、電気接続用の電線ケーブルの銅管のカバーの皮を向きます。フロントカバーと端子台カバーを外した室内機に配管とVVFケーブルを取り付けていきましょう。

配管とケーブルの取り付けが完了したら、先ほど開けた穴を通して配管を表に通しておきましょう。

室内機自体の取り付けは、据付板のツメに引っ掛ける形で行います。このときツメに十分ひっかかっていないとのちのち室内機が落ちてしまう可能性があります。きちんと引っかかっているかどうかの確認を怠らないようにしましょう。

室内機が壁にかかったら、水がきちんと流れるかどうかのテストを行います。エアコンの露受け皿に少量の水を流し、穴に通した排水ホースを通って外側に水が出てくればOKです。

室内機取付けの際の注意点|配管を隠すなら化粧カバーを

室内の配管が露出していて見た目に悪いという場合は、「化粧カバー」を取り付けることで配管を隠すことが可能です。化粧カバーはいろいろな見た目のものが発売されており、お部屋のデザインに合ったものを選ぶことができます。

エアコン取り付けの方法④配管パイプにフレア加工を施す

次に室外機を設置していきます。まずは室外機を設置場所に置きましょう。

初めに、配管パイプを切断して銅管に「フレア加工」を施します。
フレア加工とは、銅管の端部をラッパ状に広げる加工のことです。こうすることで、配管パイプが正しくつながるようになります。

エアコンのフレア加工のやり方

配管パイプを切断し、「リーマー」という工具を使って銅管の内側についたバリを取り除きます。切断した配管パイプには、「フレアナット」を取付けます。その際は「フレアツール」を使うといいでしょう。

フレア加工の断面がきれいにできていないと、配管の接続が失敗します。断面が汚れていたり欠けていたり楕円になっていたりしたら、銅管を切断し、もう一度フレア加工にチャレンジしましょう。これが綺麗にできるまで行います。

フレア加工の注意点

配管の中に水が入り込まないように注意しましょう。配管の中に水が入ると、エアコンの電気効率が下がってしまいます。

念のため、晴れている日に作業を行うことをおすすめします。

エアコン取り付けの方法⑤冷媒配管を接続する

室内機と室外機の冷媒の配管パイプを接続します。

先ほど加工した配管のフレア部分を潰さないように注意しながら、「スパナ」「トルクレンチ」などを使ってフレアナットを締めます。

ナットの締めが悪いとガスが漏れる原因になります。

エアコン取り付けの方法⑥ドレンホースを接続する

次に「ドレンホース」を接続します。
ドレンホースはエアコンの排水を通すためのパーツです。

ホースの端は、水が出てきてもいい場所まで伸ばしておきます。例えば、排水口などがいいでしょう。

エアコン取り付けの方法⑦室外機の配管を接続する

次に、室外機の配線、ケーブルのカバー、バルブキャップ、フレアナットを外し、部屋の中の室外機から伸ばした配管を室外機に取付けます。

配管の切断部には、銅管と同じようにフレア加工を施しておきましょう。
また、接続先を間違えないようにしてください。

トルクレンチ等を使ってフレアナットを締めて接続していきます。

エアコン取り付けの方法⑧真空引き(エアパージ)をする

ここまでできたら、「真空引き(エアパージ)」を行います。
真空引きとは、配管と室外機の内を乾燥させる処理のことです。

室外機のサービスポートにコントロールバルブとチャージホース、真空ゲージを取付け、真空ポンプの電源を入れます。

真空ゲージに表示されるゲージ圧が ~ 0.1MPaになることを確認したら、そのまま15〜20分ほど真空引きを続けます。この時ゲージ圧が ~ 0.1MPaにならない場合、ここまでの工程のどこかで失敗しています。

フレア加工に失敗していないか、室外機への配管の接続があまくないか、もう一度チェックしましょう。

エアコン取り付けの方法⑨真空・ガス漏れを確認する

真空引きが終わったら、バルブの締付けとガス漏れがないかチェックします。

ポンプ側のバルブを締めてから10分放置してもゲージ圧が変わらないならガス漏れがないことを確認できます。逆にゲージ圧が変わるようなら、これまでの工程のどこかで失敗しています。

とくにフレアナットの接続部が怪しいです。配管の接続部分に水を塗布することで、空気漏れが起きている箇所が泡立つので特定できます。

エアコン取り付けの方法⑩冷媒ガスを開放する

真空引きが完了したら、サービスポートから真空ポンプ・真空ゲージを取り外して細い管・太い管を順にあたためます。そしてエアコン配管内にフロンガスを充満させます。

冷媒の充填が完了したら、ナットでバルブキャップを締めます。

ここまでできたら、ガス漏れがないかなどをもう一度確認しましょう。

エアコン取り付けの方法⑪渡り配線を接続する

室内機から伸ばしていた渡り配線(VVF)の皮をむき、室外機の端子台に電線をつなぎます。

渡り配線の接続が完了したら、渡り配線用のカバーを取り付けます。

エアコン取り付けの方法⑫配管穴をパテ埋めする

渡り配線の接続とチェックまで完了したら、最後に手順①で開けた穴をパテ埋めします。

パテ埋めしないと虫や雨風が入り込んでしまいますので、必ず行いましょう。
パテ埋めが完了したら、エアコンの取付け作業は完了です。

まとめ:エアコンを自分で取り付けるべき…..?

エアコンを自分で取り付けるべき…..?
以上、自分でエアコンを取り付ける方法を解説しました。
みなさんは機材の名前や確認事項など、どれくらい理解できましたか?

あまり良くわからない状態で取付工事をしようとすると、ガス漏れなどの重大な事故を引き起こす可能性があります。

素人でもわかりやすいように書いてくれ!と言われるとそうなのですが、正直、そこまで詳しく説明しないとわからない方は危険なので自分でやらないほうがいいというのが私の考えです。

記事前半でも解説したように、エアコンを自分で取り付けるのは結局業者に頼むのと同等以上の金額がかかりますし、労力や危険性も増えてしまいます。

何かよほどの理由がない限り、エアコンは業者に頼んで取付けてもらうことをおすすめします。

当サイトでもおすすめのエアコン取り付け業者について比較記事を書いていますので、そちらをチェックしてみてくださいね。

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